インターネットの日記風サイト「ブログ」に、自身の闘病生活を公開する人が増えている。7月に亡くなったロック歌手、川村カオリさんなど有名人だけでなく、さまざまな病気と闘う人たちが次々とブログを立ち上げている。多くの人にメッセージが伝えられ読者からの励ましのコメントも得られるとあって、同じ病気で戦う仲間との情報交換の場にもなる。読む側が辛(つら)くなるときもあるが、そのリアルな告白から伝わってくるのは「人生を大切にしよう」というメッセージだ。(道丸摩耶)
《コメントに刺激》
「こんな耳ならいらねえやって書いちゃったけど、いろんな人からコメントをもらって、投げやりになっていた自分がバカでした」
7月21日にブログで右耳の腫瘍(しゅよう)を公表した演歌歌手の山本譲二さん(59)。治療すれば顔面神経痛になる可能性が高いとの診断に治療を拒否し、「俺(おれ)、右の耳は捨てた」とまで書き込んだ。
ブログにはすぐ100件以上のコメントが寄せられた。「歌は心で歌うもの。がんばれ」という励ましだけでなく、「自分は生まれつき耳が聞こえない。手術すれば治るかもしれないその耳がうらやましい」と、治療を拒む姿勢に批判的なコメントも寄せられた。
山本さんは翌22日、「コメントを読ませていただき改めて、この病気を頑張って治そうという気持ちになりました」と、ブログを更新。医師のもとで治療を進めることを明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090810-00000029-san-soci
