公園やコンビニエンスストアに若者がたむろするのを防ぐため、若い世代にしか聞こえない「モスキート(蚊)音」と呼ばれる不快音を流す装置が話題を集めている。東京都足立区が5月、全国の自治体としては初めて公共施設に設置したことで、一躍注目の的となった。効果のほうはどうなのか? (森本昌彦)
≪2、3分で“撃退”≫
「足立区で設置されたことがテレビなどで放映され、多いときには1日20件ほどの問い合わせがあった。今でも1日5、6件寄せられています」
英国製のこの装置を国内販売している「メルク」(東京都千代田区)の社長、松木洋介さんはそう語る。同社では昨年4月ごろから発売し、これまでに20?30台が売れたという。
周囲に17・6キロヘルツの高周波音が流れ、10代から20代前半の若者だけに不快な音に聞こえ、加齢とともに聞こえにくくなる。海外では小売店のほか、夜間の侵入を防ぐため学校などで設置されていることが多いという。日本では若者が夜間にたむろすることが多いコンビニを主な購買層と想定していた。
実際、コンビニでは効果がてきめんに表れているという。同社によると、千葉県内のコンビニでは、スイッチを入れると、2、3分でたむろしていた若者が退散。設置前は、注意した直後だけ店の前からいなくなり、すぐに戻ってくる「いたちごっこ」だったが、設置後はたむろする状況がなくなったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090617-00000101-san-soci
