糖尿病の標準的な治療例
糖尿病の治療には大きく分けて、食事療法、運動療法、薬物療法があります。治療の基本は食事療法と運動療法ですが、血糖値がこの二つの療法だけで下がらない場合には、薬物療法も併せて使います
具体的には、最低限達成すべき目標値が、HbA1cを6.5%未満にすることです。それは、この目標を達成することにより合併症の頻度が少なくなることが知られているからです。
(HbA1cが6.5%という状態は、空腹時血糖130mg/dl未満かつ食後2時間血糖値180mg/dl未満という状態に相当します)。
食事療法とは:
年齢、性別、肥満度、活動量、血糖値、合併症の有無などを考慮して、1日のエネルギー摂取量を決める療法です。決められたエネルギー摂取量の中で、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスを考え、適量のビタミン、ミネラルも摂取して、いずれの栄養素も過不足のない状態にします。詳しくは医師や栄養士の指示に従って下さい。
なお、標準的なエネルギー摂取量は以下のように求められます。
・エネルギー摂取量=標準体重×身体活動量
標準体重(kg)=身長(m2)×22
エネルギー摂取量(kcal)=標準体重(kg)×30(kcal/kg)(軽労働または中労働の方)
エネルギー摂取量(kcal)=標準体重(kg)×25(kcal/kg)(肥満の方)
なお、肥満とは、BMI(body mass index)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が
25以上の状態のことをいいます。
