糖尿病の3大合併症は、「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経症」といわれます。
糖尿になると、全身の最小血管に障害がおこります。長い期間、高い血糖のまま放ったらかしておくと、他のホルモン異常や代謝異常が加わって疾患が発症しますが、糖尿病性腎症は腎臓の糸球体に起こったものです。
糖尿病性腎症になってしまったら、血糖コントロールに加えて、血管の動脈硬化を引き起こす高血圧を起こさないよう「血圧コントロール」も同時に行い予防する必要があります。
この糖尿病性腎症の食事療法としては、一般的な糖尿病の食事制限の中心であるエネルギー制限を基本にしながら、さらに高血圧の治療や、腎臓の機能を考慮して塩分制限と蛋白制限やカリウム制限を同時に考える必要があります。
だから、摂取エネルギーがこれまでと同じでも、蛋白質からのエネルギー摂取を減らし、その代わりに糖質と脂質を増やします。摂取カロリーは同じでもその食材の割合が変わるということです。
糖尿病のエネルギー制限で、これまで糖質や脂質の制限になじんできた人にとっては、これまで制限していた糖質・脂質を増やすことになるため、戸惑うかもしれません。
また、糖尿病の食品交換表を使用してきた人は、こんどは糖尿病性腎症の食品交換表に切り替えることになります。
