WHOが宣言
【ロンドン=木村正人】世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は10日、新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)の終息を宣言した。解除は1年2カ月ぶり。ただ、ウイルスの流行は予測不能だとして、引き続き警戒するよう呼びかけた。
感染拡大を受けWHOは昨年6月、死者約100万人を出した1968年の香港風邪の流行以来、41年ぶりにパンデミックを宣言。今年6月にチャン事務局長は「最も激しいウイルスの活動期は過ぎた」として、「ポスト・ピーク」(最盛期越え)への移行を発表していた。
そして今回、外部専門家による緊急委員会の勧告を受け、パンデミック終息を宣言した。
新型インフルエンザの感染例は昨年3月、メキシコで初めて報告された。今月1日時点の累計で感染は214カ国・地域で確認され、死者は1万8449人にのぼる。現在はニュージーランドやインドなどを除き、流行は沈静化している。
新型インフルエンザは感染力は強いが、季節性インフルエンザなどに比べ症状が軽く、ワクチンの余剰在庫を抱えた欧州には「パンデミック宣言は過剰反応だった」との声もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100811-00000106-san-soci
